※注意!この記事はネタです!
と言っても全てがジョークネタではありません。
気がつけばもう4月、だんだんと暑くなってきた。
今年もまた、あの「熱帯夜」という名の地獄がやってくる。そんな私の部屋を救ってくれているのが、Amazonでポチった、いかにも中華製といった佇まいの卓上扇風機だ。

風量は十分。頭から20センチほど離して設置すれば、朝まで頭が火照ることなく眠りにつける。まさに「コスパの神」と呼んでも差し支えない働きぶりなのだが、ふと、ある衝動が私を襲った。
「こいつ、中身はどうなってるんだ?」
そう、私は知りたくなってしまったのだ。安さと機能性を両立させる、その中身を。
分解開始!
さっそく分解に取り掛かろうと、私は愛用のプラスドライバーを握りしめた。
だが次の瞬間、私は戦慄した。
ネジが…1本もない。
本体を360度、どの角度から眺めても、ネジ穴ひとつ存在しない。隠しネジを疑ってゴム脚を剥がしてみたが、そこにあるのはただのプラスチックだ。
最近の小型家電界隈で流行している、あの「ツメ地獄」か。コスト削減のためか、あるいは「開けさせる気など毛頭ない」というメーカーの強い意志か。
私は仕方なく、ギターのピックのような形をした、いわゆる「オープナー」を取り出した。こいつを側面のわずかな隙間にねじ込み、グイグイとこじ開けていく。
パキッ、パキパキッ。
静かな部屋に心臓に悪い音が響く。一歩間違えればこの瞬間に私の相棒はゴミと化す。手に汗握る攻防の末、ようやく「ツメ」の正体が判明した。
上下のツメの位置

左右のツメの位置

上下、そして左右。全方位に配置された鉄壁のガード。もしあなたが同じ機種を分解しようと思っているなら、この画像を10分は凝視してほしい。適当にやれば間違いなくツメは死ぬ。
シンプルすぎる「心臓」
格闘すること数分、ついに前面パネルが外れた。そこで私を待っていたのは、想像を絶するシンプルさだった。

基板、ちっさ…!!
見てほしい。ツマミといくつかのチップ、そして数本のワイヤー。
それだけだ。まるで小学生の工作キットのような潔さである。
しかし、その隅っこに鎮座する「青い筒」が私の目を釘付けにした。

「21700規格、5000mAh」
これだ。
これこそが、この扇風機を朝まで回し続けるスタミナの正体。
5000mAhといえば、最新のスマートフォンを十分充電できてしまうほどの大容量である。
「基板は最小限、でもバッテリーだけは大容量」
この極端な設計思想。美しさすら感じるほどの圧倒的なパワープレイ。
中華ガジェットの真髄を、私は見た気がした。
中華クオリティの「ご愛嬌」
実際に使ってみると風量は十分。夏場の寝苦しい夜も朝まで快適に過ごせるスタミナがある。
ただ、中華製らしい「ツッコミどころ」も健在だ。
0よりも左下で電源オフ

0以下から0の位置で1%

25の位置で21%

ツマミの周りの数字と、LEDパネルに表示される数字が……
ぜんっぜん合っていない。
ひねり始めの本来「0」の位置には数字がなく、少し回してようやくLEDが「1%」を表示する。その後も目盛りとのズレは広がるばかり。だが、そんな小さなことはどうでもいい。風が出て涼しければそれでいいのだ。
まとめ
分解してわかったのは、この扇風機が「最小限の基板」と「頼れるスタミナバッテリー」で構成されているという事実。
「安くて、長持ちして、涼しい」
細かいことは気にしない、そんな中華ガジェットの潔さを感じた昼下がりであった。
※ちなみにこの卓上扇風機、去年の夏場前に使い始めてから熱い時はずっと使ってましたが、未だに壊れずに使えています。